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最近では職場や学校の人間関係、それから仕事・勉強などのストレスでうつ病になる人が増えていますよね。
本人がうつ病だと自覚している場合もあれば、気づかないうちにうつ病になってしまうケースもあるようです。
自覚をしていれば、どうにかしようと対策をしたり病院に通ったりと、何かしらの行動ができそうですが、自覚していないと何故こんなに憂鬱な気分になるのか、なぜ落ち込みやすくなるのかなど、原因が分からずに過ごしている方も多いと思います。
自覚をしていても、それが本当にうつ病なのか他の原因があるのか、病院で診断してからわかることもあります。
最近では光トポグラフィー検査といった、体に害の少ない近赤外線を利用した脳の働きを検査して、うつ病や統合失調症などを調べることができようになりました。
そんな光トポグラフィー検査についてまとめましたのでご紹介しますね。
薬に頼らない光トポグラフィー検査とは?
また、光トポグラフィー検査とは安全な近赤外線で頭の血流を測定することで、健常なのかうつ病などの症状なのかを総合的に判断します。
簡潔に言いますと光トポグラフィー検査は、うつ病などの原因を脳に直接アプローチして治療していくことができるということです。
【光トポグラフィー検査を受けるメリットは?】
- 医師だけの判断ではなくきちんと測定してデータによって結果がわかるので、より診断結果を把握して治療に専念しやすくなる。
- うつ病といっても色々な種類があり、それを具体的に判別できるので、自分に合った治療をすることができる。
- データの結果により目に見えて周囲の理解も得やすくなる。
光トポグラフィー検査とは、こうした検査を重点に置き、副作用の多い薬に頼らないで脳のメカニズムに基づいて治療するのです。
先進医療の光トポグラフィー検査は保険適用に!
光トポグラフィー検査は2009年頃ではまだ保険適用ではなかったので、これまでは多額の費用が掛かっていました。
ですが、2014年になるとうつ病の患者が急増したことから、光トポグラフィー検査は保険適用となって、費用は全費用の3割負担で受けられるようになりました。
ただし、光トポグラフィー検査の保険適用には厳しいチェックがあり、小さい病院や診療所などでは保険が適用されない場合もあるようです。
なので、そうなると多額の費用が掛かるため注意が必要です。
光トポグラフィー検査の費用は病院によって異なりますが、約4千円から1万円程で受けられます。
そして、光トポグラフィー検査はより身近な検査になって、最近では受ける患者の方も増えてきています。
【光トポグラフィー検査の主な流れ】
- 装置を頭部に当てる
- 近赤外線光を用いて脳を働かせる課題を行う際の脳の血流量(ヘモグロビン濃度)を測定する
※通常20分程度で検査は終了
※事前に心理検査等をする場合は約1時間程度
まとめ
今回は光トポグラフィー検査の基本的な情報についてまとめましたが、現代ではうつ病だけでなく、様々な精神疾患でお悩みの方も増えています。
光トポグラフィー検査や治療によって、これからその精神的な苦しみなどから解放されたり解決できたりすることが望ましいですね。
うつ病なのかな?と、自分自身に心当たりがある時や薬の副作用で困っているという方は、光トポグラフィーの検査を一度受けられてみてはいかがでしょうか。
ほとんどの病院が保険適用になっており、気軽に受けられるようになりましたし、また数値でより病気ご自身だけでなく、家族の方にも理解を得やすい検査なのでおすすめです。

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