うつ病の接し方で家族の場合はどうする?医療保険の給付と手続き方法

最近、知人の会社の方などが、うつ病で悩んでいるという話をよく耳にします。

ここ数年、うつ病が増加傾向にありますね。

すごく真面目で責任感が強い方ほど、精神的にダメージを受けたり、追い込まれてストレスを感じると、うつ病になりやすいとか。

もしも自分自身や家族、友人などが、うつ病になったらどう対応しますか?

そこで、うつ病の症状や原因、家族がうつ病になった場合の接し方、医療保険の給付と手続き方法などについてご紹介します。

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うつ病の症状と原因とは?

うつ病って私は当初、心の病気という認識しかありませんでした。

しかし、うつ病の症状は、心と体の両方にあらわれます

  心の面でのうつ病の症状は、気分が落ち込んだり、憂鬱な気持ちになって何の希望もなくなってしまうという抑うつ気分です。

  また、思考力や意欲の低下など、毎日何をしていても楽しくなかったり、興味を持てない、人と会話をしたくないなどの症状があらわれます。

  さらに、毎日の生活にも張りを感じれなくなり、身だしなみやおしゃれにも関心がなくなるのも、うつ病の症状の一つです。

  一方、体の面でうつ病の症状は、眠れない、食欲がない、体がだるくて疲れやすい、頭痛、胃痛などの体の不調などの色々とあらわれてきます。

  そして、精神的に落ち込むと、自律神経系や内分泌系などのも影響を及ぼしてしまいます。

  そんなうつ病になる原因は、現在の医学を持ってしても、まだハッキリとは解明できていないのが現状です。

  しかし、脳の中の神経細胞の情報伝達に異常が生じていることが関わっているようです。

  その他に日常生活におけるストレスや疲労、病気、急激な環境の変化など、いろんな要因が重なると、うつ病を発症すると考えられています。

  特に最近のうつ病の急激な増加の原因は、職場や地域などでの人間関係のトラブル、環境の変化や過度なストレスが原因となってることが多いようです。

うつ病の医療保険の給付と手続きについて

もしも自分がうつ病かなと少しでも感じたら、一人で悩まずに医療機関(心療内科)へ相談することをおすすめします。

ここでは、うつ病の医療保険の給付と手続き方法についてご紹介します。

うつ病なった場合、その精神疾患の治療のため、医療費の一部を負担してくれるという自立支援医療制度があります。

  自立支援医療制度を利用すると、通常は医療費の自己負担は3割ですが、自己負担が1割に軽減されます。

また、本人の収入や所得に応じて毎月の自己負担上限額が設定され、支払いはその範囲内で良いという制度もあります。

  ただし、この自立支援医療制度を利用する場合は、指定の自立支援医療機関で通院治療を受けた場合に限られます。

なので、市役所や役場などの保健センターで、指定の自立支援医療機関はどこなのかを確認してから、その医療機関(心療内科)へ行くようにしましょう。

ちなみに、この自立支援医療制度については、受診した医療機関(心療内科)では何の案内もなく、手続きも一切してくれません。

  なので、自立支援医療制度の手続きは、市役所や役場などの保健センターの窓口に直接行ってやるしか、今のところ方法がないのでご注意ください。

  さらに、うつ病と診断されて6ヶ月以上が経過すると、名前は聞こえが悪いですが、精神障害者保険福祉手帳の交付手続きができるようになります。

  その手帳が交付されると、NHK受信料や自動車税の減免、電車やバスなどの運賃割引、その他税金の控除なども受けられます。

その手帳の詳しい手続きについては、現住している市役所や役場などで違ってくる場合もありますので、その保健センターの窓口でご確認ください。

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うつ病の接し方 家族の場合はどうする?

最後は、もし自分の周りの人、家族がうつ病になった時の接し方についてご紹介します。

まず、「頑張って!」という励ましの言葉かけはしてはいけません

頑張りたくても頑張れないというのが、うつ病の症状でもあり、患者の気持ちです

そうした励ましの言葉は、反対に本人を追い詰めることになってしまい、逆効果になってしまうからです。

なので、うつ病の接し方としては、家族は温かく見守るということが一番の励ましになります。

心も体も疲れているので、ゆっくりと休ませてあげる気持ちが必要です。

また、何か決断を迫ることも避けた方がいいです

  日常生活の中のふとした会話の中でも、考えたり決断させることを避けるために、こちらから提案してあげるようにしましょう。

  あと、心療内科へ通院する際にはできるだけ付き添ってあげたり、受診する際にも同席することで、うつ病に対するこちらの理解も深まります。

大切なのは、やさしくサポートして見守るという姿勢ですね。

まとめ

うつ病は、心からくる病気ですので、いつ、何をきっかけに発病してしまうのかわかりません。

生活の中にはいろんなストレスがあり、自分で避けられないこともたくさんあるので、人それぞれ、いつでも発病する可能性が誰しもあります。

  物事を深く考えることはすごく大切だと思いますが、あまり深く考えすぎないことも、うつ病にならないための予防として大切なのかもしれません。

そして、あまり自分を追い込まないことです。

  そんな時には人に相談したり、意識的に息抜きやストレス解消できる時間を自分で取るようにしましょう。

また、うつ病で悩んでいる方が周りにいた場合は、とにかく温かく見守ることが大切です。

うつ病は必ず治る病気です

あせらず、ゆっくりと本人の気持ちをサポートできるようにしたいですね。

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