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スーパーなどで肉や魚を大量に買ってしまったってことありますよね。
その場合、冷蔵庫で保存したら何日ぐらいは大丈夫なのか不安だと思います。
そこで今回は、肉や魚の冷蔵庫での保存期間はどのくらいなのか、冷蔵保存がダメなものとは何なのか、などについてご紹介しましょう。
肉の冷蔵庫での保存期間はどのくらい?
お肉を家庭用の冷蔵庫で保存する場合、酸化による劣化を防ぐためにできるだけ空気に触れないようにすることが大切です。

なお、お肉の種類によって中に含まれる水分量が違うので、牛肉、豚肉、鶏肉、ひき肉の順で賞味期限が短くなっていきます。
なぜなら、お肉に含まれる水分量が多ければ多いほど細菌が繁殖しやすいため、品質の劣化が進んでしまうからです。
お肉の保存期間の目安は次のとおりです。
肉の冷蔵保存期間の目安
● 豚肉:3日
● 鶏肉:2日
● ひき肉:1日~2日
ちなみに、冷蔵庫で保存するよりも冷凍庫の方が保存期間は長くできます。

なぜなら、家庭用の冷凍庫の限界温度は-18℃までなので、冷凍しているとはいえ脂肪やたんぱく質が徐々に酸化してしまうからなんです。
そのため、長期間冷凍保存すると味や品質は落ちてしまいます。
また、一度解凍したお肉を再度冷凍してしまうと著しく品質が落ちてしまうため、一回解凍したお肉は冷凍保存しないで使いきるようにしてください。
肉の冷凍保存期間の目安
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牛肉の冷凍保存期間(賞味期限)
- 牛のブロック肉:4週間
- 牛の薄切り肉、ステーキ肉:3週間
- 牛ひき肉:2~3週間
- 豚のブロック肉:4週間
- 豚のステーキ肉:3週間
- 豚の薄切り肉:2~3週間
- 豚ひき肉:2週間
- 鶏のブロック肉:3~4週間
- 鶏のムネ肉、モモ肉、ささみ:2~3週間
- 鶏ひき肉:1~2週間
豚肉の冷凍保存期間(賞味期限)
鶏肉の冷凍保存期間(賞味期限)
なお、お肉は生よりも一度熱を入れて調理した後の方が、約1週間~2週間ぐらい長く保存できます。

また、お肉を調味料などに浸して下味を付けておくだけでも細菌の繁殖をかなり抑えることができます。
なので、お肉の冷凍保存期間を延ばしたい場合は、調理した後か下味を付けてから冷凍するといいですよ。
魚の冷蔵庫での保存期間はどのくらい?
お魚を冷蔵庫で保存する場合、加熱用や刺し身用かによって保存できる期間が違います。

切り身した魚の場合も、加熱用と刺し身用で保存できる期間が変わってきます。
加工して空気に触れる部分が多い切り身だと細菌の繁殖が進んでしまうため、生で食べる刺し身の魚の場合は早めに食べるようにしてください。
魚の冷蔵保存期間の目安
● 魚の切り身(加熱用):3日
● 魚(刺し身用):1日
なお、魚の場合も冷蔵庫で保存するよりも冷凍庫の方が保存期間は長くできます。

一度カチンコチンに凍った魚なら、約半年ぐらい保存できますが、家庭用の冷凍庫の場合は開け閉めの回数が多いため、表面が解凍と冷凍が繰り返されることになります。
そうなると、食べれないわけではありませんが、品質の劣化が進むので解凍して調理してもあまり美味しくありません。
なので、冷凍保存しているからと安心しないで、早めに食べることをおすすめします。
ちなみに、魚の切り身の冷凍保存期間は、約2週間~4週間ぐらいが美味しく食べれる賞味期限の目安です。
野菜や卵の冷蔵庫での保存期間はどれくらい?
野菜や卵などの冷蔵期間の目安は下記のとおりです。
● 生卵:30日
● 牛乳:3日~4日
冷蔵庫に入れて保存したらダメな食品とは?
冷蔵庫に入れておくと、どんな食品も長持ちするって思っていませんか?
実は、冷蔵庫に入れたらダメな食品もあるのです。

例えば、次の食品などは冷蔵庫に入れないようにしてください。
冷蔵庫に入れると低温障害で変色して味や品質が劣化してしまいます。
● じゃがいも
含まれているでんぷん質が糖に変わってくるので、味や品質が落ちてしまいます。
● バナナ
冷蔵庫に入れると低温障害で表面が黒く変色してしまいます。
● パイナップル、パパイヤ、マンゴー
南国で育った果実は冷蔵庫に入れると著しく味が悪くなります。
● メロン
メロンの場合は熟成したものを冷蔵庫に入れて保存するのは構いませんが、熟成していないものを冷蔵庫入れるとそこで熟成が進まないので美味しくなくなります。
まとめ
今回は、肉や魚の冷蔵庫での保存期間と共に、冷凍庫での保存期間についても詳しくご紹介しました。
また、冷蔵庫で保存したらダメな食品などについてもご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。