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太陽がギラギラしている暑く晴れた日も大変ですが、やはり億劫なのは雨の日ではないかと思います。
もちろん降らなければ水不足になってしまいますし、作物もお米も育ちません。
大切なものだというのは重々承知の上ですが、欲を言えば夜の間だけ降ってほしいなんていう都合のいい考えも浮かんでしまいます。
そんな雨ですが、にわか雨と通り雨の違い、夕立の違いはご存知でしょうか。
また小雨と少雨と弱雨の違いはご存知でしょうか、まとめていきたいと思います。
にわか雨と通り雨の違い、夕立の違いとは?
にわか雨とは、気象庁の予報用語によりますと、「降水が地域的に散発する一過性の雨」と定義されているようです。
これに対し、通り雨とは「さっと降ってすぐにやむ雨」となっています。
意味を見る限り、ほとんど同じで違いを見出すのが難しいというのが正直なところです。
これに対し、夕立との違いは後ほど紹介しますが、少しは分かりやすいので安心をしてくださいね。
まずは、にわか雨と通り雨の違いですが、言葉のもっている意味とすれば、先ほども言いましたがほとんど同じです。

ですが、通り雨は雲の流れによって晴れたり降ったりを繰り返すような断続的なものをいうのが一般的な区別になるようです。

次に夕立ですが、これは簡単で「夏の午後に降る激しいにわか雨」のことを言うので、違いは明白です。
にわか雨と通り雨との違いは難しいですが、夕立だけは違いは明らかです。
要するに、夕立もにわか雨のことを言うのですが、その中でも夏の午後に降る激しいものだけを特別に夕立と呼んでいるというわけです。

普段よく使っている言葉、誰もが聞き慣れた言葉でも、いざ意味や定義を細かく見ていくと、実は知らなかったということも多いと思います。
なので、よかったらうんちくまでに覚えておいてもらえればと思っています。
小雨と少雨、弱雨の違いとは?
小雨と少雨、弱雨の違いは説明するのも難しいのですが、頑張って分かりやすく解説をしていきたいと思います。
まず、それぞれの言葉の意味を見ていきたいと思います。
小雨については定義も明確で、「数時間続いても雨の量が1ミリメートルにも達しないぐらいの弱いもの」という定義です。
次に少雨ですが、「具体的な基準はないが、降水量のすくない状態」を言うそうです。
この時点ですでに混乱をしそうですが、最後に弱雨ですが、「1時間の雨量が3ミリメートル未満の強さのもの」という定義になるようです。

1時間に1ミリメートルか3ミリメートルかの違いは私たちが日々の生活の中で、感じ取ることは不可能だと思います。
ですから、実際問題としては今降っているのがどっちになるのかなんて区別は出来ませんし、実際に計測してみないと分かりません。
そして1ミリメートルでも3ミリメートルでもそれほど私たちの生活には影響はありませんので安心をしてください。
気象予報士を目指す人ならば、やはりそういう細かいところも正確におさえておく必要があるでしょうし、知っていて当然だと思います。
ですが、私たちの日常の感覚では傘も要らないぐらいのパラパラした雨であれば、どの表現を用いても正解ですので、安心をしてください。
これもあくまでうんちく程度の話ですので、頭の片隅にでもおいておいてもらえればと思っています。
まとめ
にわか雨と通り雨の違いは非常に言葉で表すのは難しいですが、夕立は夏の午後に降る激しいものと区別されていますので、違いについては理解してもらえたと思います。
また小雨と少雨と弱雨については、違いは1時間に1ミリメートル未満か3ミリメートル未満かという、私たちの感覚では絶対に分からないぐらいの些細な違いしかありませんので、ほとんど同じものだという認識で問題はないと思います。
うんちくとして覚えておいてもらってもいいですし、天気予報をみるときの参考にしてもらっても良いかと思っています。