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大人であれば誰もが知っている言葉であっても、その中身を正しく知らない、似たような使い方をする言葉はいくつかあります。
けれども、その差が分からないという言葉はいくつかあると思います。
注意報や警報、特別警報なんかがまさしくそれにあたる言葉で、それぞれの言葉は知っていても、その違いや基準を知っているという人は少ないのではないでしょうか。
また、降水量と降雨量についても同様で、違いを知らないという人が多いと思いますので、まとめていきたいと思います。
注意報と警報、特別警報の違いや基準とは?
注意報と警報、特別警報の違いと基準ですが、まずは言葉の意味を正しく理解していくことが必要です。
簡単に説明をしますと、注意報は災害が起きるおそれがある場合で、警報は重大な災害が起きるおそれがあることを警告する場合に使います。
そして、特別警報については、予想される現象が特に異常であるため重大な災害が起きるおそれが著しく大きい場合に使われます。
以上が違いですが、これはみなさん想像どおりの答えだと思いますので、理解も大丈夫だと思います。
次に基準についてですが、まず注意報と警報については、都道府県や市町村ごとに具体的な数値が決まっています。
雨なら何ミリ、雪なら何センチという具合に細かく設定されているのです。
しかし、特別警報だけはやはり、一筋縄ではいかず、注意報や警報とは違い、具体的な数値での基準というものが存在しません。

暴風や高潮、大雪などでも同様で、具体的な数値では決まっていないのが特徴です。
そして、発表にあたっては、過去の災害事例に照らして算出をした客観的な指標を設けて判断をすることになります。
気象庁のホームページをのぞいてみますと、例えば数十年に一度の現象に相当する指標というものも確認をすることが出来ます。
なので、どういう指標になっているのか、興味のある方はご覧いただければと思います。
降水量と降雨量の違いとは?
降水量と降雨量の違いですが、まずは言葉の意味からおっていきたいと思います。
ここまで説明をすれば、違いについての理解は非常に簡単だと思います。

ちなみに、ここからは更に細かい雑学になりますが、降水量は0.5ミリメートル単位で計測され、10分間や1時間、1日の量で発表されます。
そして、現在では0.5ミリメートル単位になっていますが、1967年までは更に細かく0.1ミリメートル単位で計測されていました。
また、1日の量と先ほど説明をしましたが、たとえば夜間に降っている豪雨の場合、日付をまたいでしまうと、正確な数値を発表できない可能性があります。
そのため、好きな時間で計測ができる24時間降水量というのもあるのです。
ちなみにですが、この24時間の世界記録はフランスの海外量であるレユニオン島での1870ミリメートルになっていますので、参考までに紹介をしておきますね。
まとめ
注意報と警報、特別警報の違いは災害のおそれが起きる危険度によって違いがあります。
当然のことですが、特別警報が一番おそろしい危険がありますし、基準についても具体的な数値は決まっておらず、数十年に1度というような表現が使われています。
滅多にでるものではありませんが、出た時は本当に危険ですので安全対策は怠らないようにしてくださいね。
また、降水量は雨や雪、ひょうやあられなどの全ての水量を表すのに対し、降雨量は単純に雨の量だけを表すのに用いるのが違いになりますので覚えておいてくださいね。