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子供の急な発疹に焦ったり、不安になったり、心配になったりするお母さんも多いのではないでしょう。
実際に私自身も、子供が5歳の頃に、全身に発疹ができてしまい、あたふたしたことがありました。
発疹の原因はさまざま考えられます。
また、子供の発疹の症状も全身に出る場合や、顔や足、お腹など部分的に出る場合などさまざまですし、かゆみを伴うものもあれば、かゆみのないものもあります。
そこで今回は、子供の発疹が全身にでる原因や、顔や足、お腹にでた場合の対処法について紹介していきたいと思います。
子供の発疹が全身にでる原因と対処法
子供の発疹が全身に出ている場合は、蕁麻疹(じんましん)が疑われます。
蕁麻疹は急性皮膚病の一種で、赤みやぶつぶつが全身にあらわれるのが特徴です。
また、強いかみゆを伴います。
そのため、実際は7割以上の蕁麻疹が原因不明のものとなっています。
子供が蕁麻疹になったとき、もちろん発疹が全身に出て、かゆみを伴うわけですから、蕁麻疹に罹患した我が子を一番に心配すると思います。

しかし、蕁麻疹はうつらないので安心してください。
直接に患部に触れても心配ありません。
ただし、他の発疹ではうつる場合もあるので、「たぶん蕁麻疹だろう」と自己判断はせずに、病院でしっかりと診断を受けることが大切です。
蕁麻疹はヒスタミンという物質が原因で、かゆみを感じたり、ぶつぶつが出来たりします。

また、アレルギー以外のものであれば、汗や寒暖の差、紫外線や皮膚への圧迫なども考えられます。
子供の発疹が全身に出来たら、蕁麻疹の可能性が高いと考えられますが、まずはしっかり病院で受診することを心がけてください。
子供の発疹が顔や足、お腹に部分的にでる原因と対処法

まず、子供の発疹が顔に出来たときは、りんご病の可能性があり、りんご病はその名のとおり、赤いりんごのように頬が腫れあがります。
そして、基本的に熱は出ないと言われています。

子供の発疹が足にできたときは、手足口病やとびひの可能性があり、どちらもウイルスが原因で感染するので、他の人にうつさないよう気を付ける必要があります。

子供の発疹がお腹にできたときは、小児乾燥型湿疹の可能性があり、その名のとおり、子供にできる発疹です。
この場合、顔や足にはあまり見られず、お腹や背中などにかけて、かゆみを伴った発疹ができます。
特徴としては、鳥肌のようなボツボツした発疹です。
このように、子供の発疹はできる部分によって、原因が異なるのです。
子供の発疹は足や顔、お腹など様々なところにできます。
もちろん、全身に発疹ができてしまう場合もありますが、今回紹介したのは、あくまで可能性の話です。

対処法としては、発疹の中には感染してしまうものもあるので、発疹ができたら、まずは病院で受診をしてください。
まとめ
子供に発疹ができたら、とても心配になります。
全身に出る場合や、顔や足、お腹に部分的にできる場合などで、ある程度発疹の原因は推測できます。
しかし、あくまでも推測であり、「全身にできてるから蕁麻疹だろう。」と自己判断は禁物です。
原因によって、もちろん治療も薬も異なるので、必ず受診はしてください。
子供の発疹ができる原因を知っておくことは、もちろん知識としては重要ですが、一番の解決策は「病院にすぐに行くこと。」で間違いありません。