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現代日本は、長寿大国ですよね。
男女とも香港に次いで、世界2位の位置づけです。
そんな長寿大国の日本では、定年退職後の生活について、不安や悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
多くの人は、長い社会人生活をやり終えた達成感よりも、今後の老後の生活への不安感の方が大きいのではないかと思います。
そんな定年退職後の生活を迎える人たちに向け、実際に生活費はどれぐらいかかるのか、どのように生活設計を組み立てたらいいのかを紹介したいと思います。
定年退職後の生活について~生活費はいくらかかるの?~
定年退職を迎えた人、定年退職をまもなく迎える人にとって、定年退職後の生活は不安がたくさんあるかと思います。
さまざまな不安の中で、一番大きな不安は、やはり定年退職後の生活費ではないでしょうか。
定年退職後の生活を過ごしていく上で、実際に定年退職後の生活費はどれぐらい必要なのでしょうか。
もちろん、定年退職後を誰と過ごすのか、何人で過ごすのかによって、定年退職後の生活費も変わってくるかと思います。
ですが、ここでは2人以上の世帯の場合で、考えていきたいと思います。

細かい内訳は省略しますが、定年退職後の生活費の傾向としては、医療費や交通費が増える傾向にあるようです。

住宅ローンが完済していれば、月々の出費も大きく減りますし、教育費についても同様です。
最近は、子供の結婚も遅く、定年退職を迎えても子供が大学生であったり、高校生であったりする場合も多いようです。
なので、教育費に圧迫される場合も少なくありません。
総務省の調べでは、およそ27万円ほどあれば、定年退職後の生活も目途がたつようです。
しかし、住宅ローンや教育費を払う必要がなければ、20万円ほどの収入でも、2人なら十分やっていけると思います。
定年退職後の生活設計の組み立て方~幸せな老後を過ごすために~
定年退職をこれから迎えるにあたり、まず何より重要なのが、しっかりとした定年退職後の生活設計を組み立てることだと思います。
その場しのぎではなく、いきあたりばったりでもなく、定年退職後の5年後、10年後、20年後の生活設計を明確にすることが必要です。
そうすることで、安心した定年退職後の生活を過ごしていけるものだと思います。
それでは、定年退職後の生活設計の組み方について、簡単に紹介していきます。
まず、定年退職後の生活で、費用がどれぐらいかかるのかを把握しておくことが大切です。
その費用の内訳は、家賃や住宅ローン、水道光熱費、食費、交通費、趣味などに要する費用ですが、人それぞれで若干の違いはあると思います。
大まかな費用が把握できたら、次は収入です。
最低限必要なのが27万円ほどなので、それ以上の年金をもらえる人は、とりあえず安心した生活が確保されると考えていいでしょう。
ですが、なかなかこのご時世に、月額で27万円の年金収入を確保できる人も、少ないと考えられます。
実際に、平均的な年金収入は、国民年金と厚生年金を併せても、20万円ほどとなっています。
では、足りない分の7万円をどうするか、そこが定年退職後の生活設計のポイントになります。
もちろん、パート就労にも限界があるので、何歳まで働いて、それまでに預貯金をいくらするといったような具体的な設計が大切です。
ちなみに、私の友人はアフィリエイトで、足りない分の収入を賄っていると聞きました。
しかし、安易にアフィリエイトを始めても、何ヶ月経っても収入がでなくて、挫折する人の方が多いようです。
なお、節約した生活を過ごすのにも、具体的にいくら節約するのかも明確にする必要があります。

もちろん、急な病気や子どもの結婚式、葬儀代なども想定して、余分に300万円ほどは、常に預貯金として保っておくことをお勧めします。
まとめ
平均寿命がどんどん伸び、長寿大国の日本で定年退職後の生活を過ごしていくことは、なかなか大変です。
定年退職後の生活を迎えても困らないためには、ある程度は事前に定年退職後の生活設計を組み立てておくことが大切です。
そして、生活設計を組み立ていくうえで大事なことは、定年退職後の生活にいくら必要で、収入はいくらぐらいを見込めるのかを、事前に把握しておくことだと思います。
事前に収入と支出の見込みが把握できれば、あとは足りない分をどうするのかを、考えるだけです。
支出は平均して27万円、収入は平均して20万円です。
そのことをしっかりと理解して、足りない7万円をどうするのか、定年退職を迎える前にしっかりと考えておきましょう。