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定年退職後の生活について、いろいろと気になること、心配になること、不安になることなども多いと思います。
定年で退職すると、それまで得ていた給料がなくなるので、当然といえば当然ですよね。
また、定年後の生活で、一番気になることといえば、やはりお金のことだと思いますが、健康保険や失業保険のことも気になる方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、今まで会社で社会保険に入っていた人が、定年後にはどうなるのか、失業保険はもらえるのか、定年退職後の健康保険と失業保険の手続きについてまとめみました。
定年退職後の健康保険~手続きの仕方は?
定年退職後の健康保険については、不安を抱えている人も多いと思います。
定年退職後の手続きで、不安を解消するための定年退職後の健康保険について、まずは加入できる保険を紹介していきたいと思います。
選択肢としてはいくつかあります。





多くの市町村では、国民健康保険に加入した場合の保険料がいくらなのかを、教えてもらえますので、加入する前に相談することをお勧めします。
また、もう一つの選択肢としては、これまでお勤めしていた会社で、引き続き健康保険に加入する方法があります。


どちらの保険に加入するかは自由ですが、退職後14日以内には、どちらに加入するか決める必要があります。
そのため、退職前から事前にどちらに加入するほうが得なのかを知っておくことが大切でですね。
定年退職後の失業保険~手続きの仕方は?
定年退職後の失業保険は、もらえないと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、手続きを行うことでもらえる場合もあるので、定年退職後にどういう手続きをすればいいのか、紹介していきたいと思います。
まずは、定年退職後の失業保険について知っておく必要があります。

そのため、失業保険を受けることが出来る人の条件は、下記のとおりです。





これらの条件に、すべて当てはまる人である必要があります。
では、実際に定年退職後の手続きはどうすれば良いのか、その手続きの仕方を紹介します。

その場合は、退職した会社から離職票をもらます。
ちなみに、私の夫が定年退職した時は、離職票は会社から2週間程度で郵送されてきました。
もしも、2週間以上経っても離職票が会社から郵送されてこない場合は、電話で会社に問い合わせしてみてください。


ただし、定年退職後の失業保険は、もちろん通常の失業保険なので、給付期間は退職した日から最長でも330日となります。
なお、被保険者期間が10年未満の人は90日、10年以上20年未満の人は120日、20年以上の人は150日分が支給されます。

特定受給資格者や特定理由離職者の場合でも、会社から離職票がもらえます。
その場合の給付日数は、下記のようになります。

この場合、身体障害者や知的障害者、精神障害者等を証明する手帳の提示が必要になります。
いずれにしても、定年退職後の手続きが遅くなると、給付期間が過ぎてしまいますし、もらえるはずの給付金がもらえないこともあるので、注意が必要です。
まとめ
定年退職後は、これまで会社にお任せしていた手続きなどを、今後は自分自身で行わないといけないことも多くあるでしょう。
その一つが健康保険への加入です。
これまで正社員として働いてきた人は、自然と会社の社会保険に加入をしてきました。
しかし、退職後は自身でその保険を継続するか、国民健康保険に加入をするかを選ばなければなりません。
失業保険も同様で、自身で手続きをしないことには、もらえるはずだった給付金がもらえるなくなることもあります。
事前にどういう手続きが必要か、どうすれば損をしないかを、しっかりと考えておく必要があります。