アルツハイマー型認知症の原因や症状!食事や運動で予防する方法とは?

一般的に歳をとると、誰でも物忘れがひどくなります。

これは体の老化と同じで、脳も老化していき、以前のようにすぐに物事を記憶することができなかったり、すぐに思い出せなかったりということもあると思います。

このような自然な老化が原因の物忘れでしたら、仕方がないことかも知れません。

しかし、それが脳の病気であるアルツハイマー型認知症の初期症状が原因だとしたら、あなたはどうしますか?

そこで、そんなアルツハイマー型認知症の原因や症状、予防方法などについてご紹介します。

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アルツハイマー型認知症の原因と症状とは?

アルツハイマー型認知症を発症する方は、一般的に70歳以上の女性に多くみられますが、近年では40代や50代での若さでも発症する若年性アルツハイマー病も増えています。

  アルツハイマー型認知症の原因は、βアミロイドという異常なたんぱく質のかたまりが神経細胞に悪影響を与えることによって発症する脳の病気であると言われています。

βアミロイドは取り除くことはできず、年齢とともに蓄積されていき、認知症の症状へと繋がります。

その症状が進むと、神経細胞が変性や脳の細胞が壊れ、大脳皮質の傷害によって、脳の容積が萎縮し減って行きます。

そのため、記憶障害や知的機能が大きく低下してしまうのが、アルツハイマー型認知症の大きな特徴です

  そんなアルツハイマー型認知症の症状は、初期段階では自覚症状はほとんどなくても、少しずつ確実に進行していってしまいます。

  そして、最初は人や物の名前を忘れたり、自分がその日にした行動内容を忘れたりするなどを繰り返すようになり、記憶障害がゆっくりと進んで行きます。

  その後、どんどん記憶障害や知的機能の低下が進むと日常生活にも大きな支障が出始め、被害妄想、幻覚などの症状が出るようになります。

  また、家族や介護者などにも急に暴力や暴言を吐くようになったり、徘徊するなどが起こってくるようになります。

  さらに症状が進むと、もう家族の認識さえできなくなり、意思の疎通さえ難しくなります。

  そして、身体機能も低下して歩くことさえも困難になり、寝たきりの生活になるというのがアルツハイマー型認知症の症状の怖いところですね。

アルツハイマー型認知症を予防する食事とは?

アルツハイマー型認知症にならないための予防方法はあるのでしょうか。

  今日までの様々な研究結果から、メタボリックシンドロームの人がアルツハイマー病になりやすいという報告があります。

  また、高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病が発症を早めるということもわかってきているそうです。

  そこで、アルツハイマー型認知症を予防するには食事がポイントの一つです

日々の食生活の中で、減塩や抗酸化、コレステロールを減らす食事にすることが大切です。

食事のポイント!
・肉よりも魚をたくさん食べる。
・野菜や果物、豆類、穀類、をたくさん食べる。
・きのこ類や海藻類などの食物繊維が含まれているものを食べる。
・塩分やコレステロールの取りすぎに注意。
・脂っぽいものや甘いものを避ける。
  そして、サバやイワシ、サンマなどの青魚、ウナギやマグロ、ハマチ、鯛などには、不飽和脂肪酸のDHAやEPAが含まれており、悪玉コレステロールが増えるのを抑えてくれる働きがあるそうです。

アルツハイマー型認知症を予防するには、普段から毎日栄養バランスの良い食事を心がけることが予防策の一つになりそうですね。

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アルツハイマー病を予防する運動とは?

もう一つ、アルツハイマー型認知症を予防する方法として、運動があります

アルツハイマー型認知症の元凶と言われているβアミロイドは取り除くことは、食事療法でもできません。

  しかし、ある運動をすることで、このβアミロイドを分解する酵素が活性化され、蓄積を防ぐことができるという研究報告があるそうです。

その運動とは、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動が効果的だそうです。

  つまり、激しい運動をするのではなく、1日30分ぐらいのウォーキングや軽いジョギング程度の軽い運動を、週に3回~4回するのが理想的だとか。

しかし、ダイエットと同じで無理をすると続かないし、運動をしないといけないと思うと、なかなか続かないのが普通だと思います。

  そこで、毎日電車やバスで通勤している方なら、帰る時に一駅前で降りて歩いて帰るなど、少しづつ運動を取り入れてみてはいかがでしょうか?

  もちろん、サイクリングも有酸素運動になりますから、いつも車を使って移動しているところを、自転車に変えてみるのも良いかも知れませんね。

まとめ

物忘れは認知症の始まりなのかなと不安になる方もおられると思います。

でも、物忘れはただ記憶を呼び出せないだけで、そんなに心配は要りません。

しかし、認知症でもアルツハイマー型認知症という脳の病気になると大変です。

  もしかしたら自分の両親が発症してしまう可能性もあるわけですし、自分がなる可能性も否定できません。

  アルツハイマー病を発症すると進行するのみで、未だ明確な治療法もわかっていないのが現状のようです。

なので、アルツハイマー型認知症の予防に効果的だと言われている食事や運動などで、普段からしっかり対策をしておきましょう。

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