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近所に住んでいる主婦の方から、最近心配している事があると相談されました。
話を聞いていると、どうやら子供が鼻血を週に5回も出すようになり、不安に感じているようでした。
私の友人も以前、同じようなことで悩んでいて、病院へ連れて行っていました。
その時にお医者さんから色々と教えてもらっていましたので、
子供の鼻血の原因や鼻血が出てしまった時の止め方、応急処置などについてご紹介します。
子供の鼻血の原因とは?
大人になるとなかなか鼻血が出ることは少ないですが、子供の時はよくあることですよね。
でも、あまりにも頻繁に鼻血が出ると、何か血液の病気なのでは?と心配になることでしょう。

鼻の穴の入口には毛細血管がたくさん集まっています。
(キーゼルバッハ部位と言われています)
子供は鼻の粘膜が薄いため、鼻をいじって引っかいただけでも鼻血が出てしまうんです。
しかも、子供はよく指で鼻をいじりますよね。
鼻くそを取るために、よく指でほじるといいますか・・・。
実は、その鼻を指でほじる時に粘膜を傷つけてしまっているんです。
寝ている間でも、無意識に鼻の中をいじっていることがありますものね。
鼻の中の血管はそうやって一度破れてしまうと、元に戻るのに時間がかかります。
その間にも、子供は遊んだり運動もしますし、鼻に少しでも衝撃がかかったりでもしたら、また鼻血が出てしまうというこの繰り返し。

なので、何日も続いて鼻血が出てしまってもおかしくないということです。
連続して鼻血が出たとしても、あまり心配はないということなのでご安心を。

直ぐに病院へ行くか、救急車を呼びましょう。
子供の鼻血の止め方や応急処置

私も子供の頃、そうするように親にも言われていたのですが、実はこれって間違いなんです。
先ほど、子供の鼻の粘膜が薄いという話をしましたが、ティッシュを詰めると抜く時に、他の粘膜も傷つけてしまいます。
また、上を向いて首の後ろをたたいても何の効果もありません。
もしろ、上を向くと鼻血が口や喉に入り、余計に気分が悪くなることもあるので、しない方がいいです。

その時に上を向かせるのではなく、下を向かせます。
鼻血が落ちてきますので、ティッシュで受けるなどしてください。
そして、鼻の小鼻部分を親指と人差し指でつまんで、圧迫止血をしましょう。
そのまま鼻血が止まるのを待つのですが、大体5~10分も経てば止まりますよ。
子供の鼻血で食事はどうする?
最後に子供の鼻血の予防方法はあるのか、聞いてみました。
鼻血が出やすい子供の予防方法として、日頃の食事を少しだけ意識していきましょう。
子供が鼻血が出やすいのは、鼻の粘膜が薄いのが原因です。

では、粘膜を強くする栄養素は何かというと、ビタミンです。
ほうれん草、にんじん、小松菜
・ビタミンB2
卵、チーズ、納豆、レバー、うなぎ、
・ビタミンB6
さつまいも、アボカド、まぐろ、鶏のささみ
・ビタミンC
レモン、グレープフルーツ、ブロッコリー
そして、血管を強くする栄養素としてたんぱく質があります。
たんぱく質がたくさん含まれている食品は、肉や魚類、大豆製品ですよね。
子供の鼻血の予防として、これらの食品を使って食事を作っていきましょう。
まとめ
子供の鼻血の原因は、鼻の粘膜が薄く、血管が切れたらなかなか元に戻りにくいです。
遊んだり、運動することも多いため、ちょっとの衝撃でまた鼻血が出てしまうという繰り返しなんです。
だから、鼻血が出ることが毎日続いたとしても、すぐに止まるなら心配しなくていいですよ。
でも、なかなか止まらないといようなことがあれば、お医者さんに相談しましょう。
子供は鼻血が出てきたら、ビックリしてあたふたしてしまいます。
まずは、大人がしっかりと落ち着いて対応し、安心させてあげてくださいね。