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先日、リンゴ農家の友人の同級生と電話で話をしていました。
その時に、台風の話になったんです。
毎年、台風が日本に上陸すると、リンゴ農家は被害を受けるので困ると話していました。
膨大な被害がでる年も今までにあったそうです。
私の父親の実家も農家で花を育てているので、台風が上陸して、まともに直撃したら使いものにならない、などよく言ってました。
ここ数年、こんな時期に台風?なんて時に発生することもありますよね。
これからは本格的な台風のシーズンになるので、心配でたまらないみたいでした。
そもそも、どうしてこんなに日本には台風が上陸するのか。
また、台風の進路が急に変わる理由とか、ハリケーンやサイクロンの違いについても聞かれました。
そこで今回は友人の同級生と電話で話した台風の事について、ご紹介します。
台風が日本に上陸するのはなぜ?
台風のシーズンの天気予報を見ていると、いろんな所で台風が発生しています。
そして、その台風が日本に上陸する可能性って本当に多いですよね。
どうしてこんな頻繁に来るのか?と思ってしまいます。
日本に上陸する台風は、特に7月~10月にかけて最も多くなります。
春先の台風は低緯度で発生しますが、夏から秋にかけて発生する台風は緯度が高くなります。
また、日本の南付近には太平洋高気圧があり、それが台風の行く手を阻みます。
そのため、太平洋高気圧の周りを回って日本に向かって北上していくことになります。

しかも、9月には秋雨前線もあり、その活動も活発にするので、大雨を降らせてしまいます。
台風の進路が変わる理由とは?
台風の進路ってなかなか読めないですよね。
一定の進路を描いていくのではなく、どうやって進んでいるのかって思いますよね。
なぜ、台風の進路が急に変わるのか?その理由です。
私も以前、台風は渦を巻きながら、自身で進んでいっているのだと思っていたのですが、ここに関係してくるのが貿易風と偏西風です。
台風自体には進む力があるわけではなく、周りを取り囲む風によって進んでいきます。
地球上にはもともとの大気の流れがあります。
基本的な流れというのが、北半球では北向きに流れています。
(南半球では南向きです)
そして、赤道付近では貿易風があり、西向きに流れています。
次に、日本付近の中緯度あたりでは、偏西風が東向きに流れています。

だから、台風の進路が急に変わったりするんです。
台風のハリケーンやサイクロンの違いとは?
台風やハリケーン、サイクロンって、発生した国々や地域によって呼び方が違うだけでは?と私も思っていました。
それも確かに理由のひとつなんですが、実はもう少し細かい違いがあります。


大西洋北部、太平洋北東部、太平洋北中部で発生した熱帯低気圧のうち、最大風速が約33m/sになったものです。

インド洋北部、インド洋南部、太平洋南部で発生した熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/sになったものです。

まとめ
日本の台風のシーズンといえば、秋ですが、昨今は夏に来ることも無きにしも非ずですよね。
海水の温度が高い場所で発生しやすいという話をしましたが、春でも海水の温度が高いと発生することもあります。
台風は雨を伴うので、土砂災害なども深刻な問題です。
自然災害は決して、避けることができないものですが、天気予報などで常に情報をキャッチすることが大切だと思います。
情報を知ることで、事前に備えることもできます。
我が家も台風が来るとなると、早めに雨戸を閉めたり、物干し竿を下ろして括ったり、飛びそうなものは固定したり、家の中に入れたりと、万全にするようにしています。
結果的に空振りといいますか、そこまでしなくても良かったじゃない、ということになるのですが。
でも、万全に備えることが何よりも大切だと思っています。
そして、台風に関する知識も不可欠です。