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ファスナーが引っ掛かって動かないってことありますよね。
ファスナーが動かないのは、移動スライダーとエレメント金具の間に布をかんだ状態になるからです。
その状態で無理して力いっぱい引っ張ったりしたら、ファスナーが完全に壊れてしまいます。
しかし、完全に壊れる前なら何とかなります。
そこで今回は、ファスナーが壊れた時の応急処置の方法とファスナーが外れた時の直し方についてご紹介します。
ファスナーが壊れた時の応急処置の方法
ファスナーが壊れたと思っても、布をかんで動かない状態ならちょっとした応急処置をすれば直ります。そこで、3つの応急処置の方法をご紹介します。
生地を引っ張る
その引っ張った状態のまま、移動スライダーを食い込んでいる方向とは逆に動かすと、食い込みが外れます。
マイナスドライバーを突っ込む
少しでも金具と食い込んだ布との間にすき間ができれば、その間に移動スライダーを動かせば食い込みが外れます。
ファスナーの滑りを良くする
潤滑油や機械油がない場合は、ロウソクのロウやリップクリームでも構いません。
その後で何度か移動スライダーを上下させるように動かすと、食い込みが外れます。
なお、ファスナーの潤滑油ならファスナーメイトがおすすめです。
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このファスナーメイトなら、瞬時にスムーズなすべりが回復します。
使い方も簡単で、ファスナーのすべりが悪いときや滑りが重くなったときに、直接ファスナーにスプレーするだけです。繊維がシミにならず、即効性と持続性には一番いいですよ。
ファスナーが外れた時の直し方
ファスナーも移動スライダーが壊れたり、エレメント金具が幾つか欠けたり歪んだりしてしまったら、それはもう直せません。
しかし、移動スライダーが片方や両方外れたとか、かみ合わせがゆるくなって、閉めてもすぐにファスナーが開いてしまうぐらいの壊れ方なら直せます。
移動スライダーが外れた場合の直し方
なお、ストッパーはプラスチック製や金属製のものもあります。
ストッパーを取り除いたら移動スライダーをそこから外し、はめ直します。 取り除いたストッパーは使えないので、代わりに太い木綿糸などを使ってストッパーの大きさぐらいになるまで縫います。 最後に、瞬間接着剤を付けて固めたら完了です。
ファスナーがゆるくなった時の直し方
その原因は、移動スライダーとエレメント金具との間のすき間が大きくなるからです。
その場合、移動スライダーの左右の開きをラジオペンチで軽く挟んでしめると直ります。
まとめ
今回は、ファスナーが壊れた時の応急処置として3つの方法をご紹介しました。
また、ファスナーが両方とか片方外れた時の直し方についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。