お通夜で清めの塩を忘れたらどうする?やり方と処分方法、由来とは?

目次

先日、会社の同僚から突然電話がかかってきて、何事かな?と思いました。

その日、同僚はご近所の方のお通夜へ参列したとのこと。

でも、どうやらお清めの塩を忘れてしまいどうしようと思ったようで、こんな場合はどうしたらいいのって、慌てて電話をかけてきた様子。

そんな電話までかけてくるまで大騒ぎすることでもないのになと思ったのですが、不安になったんでしょうね。

まず、お清めの塩とは何なのか?お清めの塩の由来から説明してあげることにしました。

そこで、お通夜や告別式でお清めの塩を忘れてしまった場合やお清めの塩の処分方法などについて今回はご紹介します。

Sponsored Link

お通夜で清めの塩を忘れたらどうする?

お清め塩

 

もしお通夜やお葬式の帰りに、私の友人のように清めの塩を忘れたとしたらどうするのか?

友人は何か良からぬ不吉なことが起こるかもしれないと思ったみたいです。

でも、実際にお清めの塩を忘れたとしても、特に問題はありません。

  昔の迷信の名残でもあり、たとえ忘れたとしてもそれほど気にしなくてもいいです

お清めの塩

お清めをするかどかは、それぞれの気持ちの問題だったり、信条などにもよると思います。

するかしないかは個人の主張に委ねられていると思ってもいいかもしれませんね。

また、神道では死を穢れという考え方ですが、仏教は成仏で不浄ではないと考えられています。

その宗派によって塩の小袋が付いていない場合もありますので、喪家の宗派に従うのがいいと思います。

最近では、塩によるお清めは不要という流れも出てきています。

 

清めの塩のやり方や処分方法は?

お清め塩

 

次は、お清めの塩をする場合のやり方です。

 お通夜やお葬式から戻って来た時、家に入らず、玄関に入る前にします。

家の中に不浄を入れないという意味があり、玄関に入る前に行います。

 同居している家族の方がいらっしゃる場合は、胸、背中、足元の順に塩をふりかけてもらいます。

もし誰も家にいらっしゃらない場合は、自分でふりかけても構いません。

 そして、最後に残った塩を足元にまいてから踏みます。

地域によっては、玄関先に塩をまいて、その塩を踏んでから家に入るという清め方もあります。

 

あと、お清めをしなかった場合の塩の処分方法についてです。

使わなかった場合の塩ってどうしたらいいのって、悩んでしまいますよね。

  そのまま捨ててしまってもいいものかちょっと迷うかもしれませんが、バチが当たることもないので捨ててください

 

お清めの塩は食塩ではなく、工業塩とも言われています。

湿気で固まってしまわないように乾燥剤が入っている場合が多いです。

決して食べるのはやめてください。

使わなければそのまま捨ててしまっても構いません。

Sponsored Link

清めの塩の由来とは?

そもそも、お清めの塩の由来は一体どこから来ているのか?について紹介します。

先ほども少しふれましたが、神道の考え方から来ています。

神道の古くからのしきたりのようなものです。

神道では、死者は穢れと考えられ、穢れを祓うために塩で清める必要がありました。

  お通夜やお葬式へ行くと、死穢に染まってしまい、その穢れを家に持ち込まないという考え方から来ています

死は穢れというだけではなく、伝染するという観念も古くから日本人にあります。

じゃあ、どうして塩を使うのかというと、海水で身を清めるという古くからの風習から由来しています。

神道では、昔は海に体を沈めることで穢れを落としていました。

それが、少しずつ簡略化され、塩を体にふりかけることで穢れを落とし、清めるようになったと言われています。

なので、塩は昔から不浄のものを清めるために使われてきました

 

まとめ

こういったお葬式のマナーってなかなか知らないことも多いですよね。

突然起こることでもありますので、ひとつひとつのやり方にどうしたらいいのか戸惑うこともあるかもしれません。

お通夜やお葬式

私も若い頃は全くわからず、年齢と共に少しずつ参列する機会が増えてくる度に知るようになりました。

初めは誰も知らないことですし、知らないからと言って心配することはないと思います。

特に冠婚葬祭のマナーについては、経験を通じて知っていくことかなと思います。

私の友人のようにお通夜やお葬式でお清めの塩を忘れたからと言っても、そんなに心配しないでください。

確かにマナーやしきたりも大切なことです。

しかし、お通夜やお葬式で一番大切なことは、お清めを忘れたということよりも故人との最後の別れをすることだと私は思います。

Sponsored Link

この記事もよく読まれています。

人気の投稿ページ

カテゴリー

コメントを残す