水道の元栓がとても固いし回らない!閉まらないときの対処法とは?

目次

あなたの自宅の水道の元栓は、開け閉めの操作ができますか。

便所の止水栓が壊れて床に水が流れはじめたときに、水道の元栓が固くて回らなかった場合、どんな事態になるか想像できますか。

止水栓をとめることが不可能な状況では、水のあふれ出しは止まりませんから、床が水びだしとなって大変です。

だから今すぐ、水道の元栓の状況をチェックしましょう。

水道の元栓が固くて回らない、元栓がクルクル空回りして閉まらないときに、一般人ができうる対応方法をまとめました。

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水道の元栓がとても固いときは~固着して回らない~

 

まず、水道元栓の種類をチェックしましょう。

 水道の元栓は、水道メーターのとなりに接続されています。

 ハンドルがない元栓:古い年式の器具で、六角ナット形状のパイプを回して水流を調節します。

 手回しハンドルの元栓:手で回せるハンドルがついています。

 コック式の元栓:新しい年式の器具で、コックを右回転すると閉まります。

 

水道の元栓が固くて回らないときに、もっとも苦労するのが”ハンドルなし”の元栓です。

 通常、元栓の調整は六角形のパイプを回して行うのですが、指では固くて回せないので、調整式レンチが必要となります。

調整式レンチの口にパイプが合うようにネジを調節して、調整式レンチを右に回します。

調整式レンチの力をもってしても、パイプが固くて回らないなら、錆びて固着している可能性があります。

 

 最終手段として、パイプに潤滑オイルスプレー(クレ5-56)を吹いて、金槌で叩きショックをあたえて緩める方法があります。

ただ、力加減を間違えると、元栓を壊す可能性があります。

これ以上は作業をせずに、水道局に電話して相談しましょう。

手回しハンドルがない元栓で、個人ができる対応は以上です。

 

 それと万が一に、水漏れが発生したときに備えて、わかる場所に調整レンチを置いておくと安心です。

 あと、1年に1回くらいは、元栓が錆びて固まっていないかチェックしましょう。

手回しハンドルやコックタイプの元栓なら、素手ですぐに回して対処できます。

なにより手回しハンドルやコックが少々固くても、素手でダイレクトに力を入れやすいので、オーバートルク(力の入れすぎ)で元栓を壊す事態を回避できます。

ただし、手回しハンドルやコックタイプの元栓が、固くて回らないなら無理して対処せずに、水道局に電話して相談しましょう。

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水道の元栓が閉まらない~永遠にクルクル回る状態~

 

次に、水道の元栓が閉まらないケースです。

 元栓が閉まらないとは、手回しハンドルが固くて閉まらないのでなく、いくら回しても”空回り”する状態です。

つまり、水道の元栓が、”開”、”閉”、どちらの方向にも、クルクル回り続けます。

こんな状況になると、個人にできることはなく、プロの水道屋さんの出番となります。

水道局に「水道の元栓バルブが閉まらないので直してほしい」と電話しましょう。

マンションの場合は、まず管理会社に連絡しましょう。

 

 工事の内容ですが、簡単にバルブ交換で終わるときもあれば、水道メーターごと交換することもあるそうです。

一般住宅の場合、水道の元栓を工事するときは、上水道から接続されている配管を”凍結”させます。そうしないと、上水道からきている水を止められません。

ですから、水道メーター付近のコンクリートを壊して土を掘り返し、配管を露出させて凍らせたうえで、元栓の交換作業を行います。

マンションの場合は、世帯別に送ってる配管の水を止めたうえで、元栓の交換作業を行います。

いずれにしても水道の元栓交換は、一般人ができる作業じゃありません。

 

 気になる修理の費用ですが、水道メーターは水道局の所有物なので、無料で交換してくれます。

その他の材料費や工事費は、修理の依頼者が負担します。

水道の元栓が閉まらないと、便所などの止水栓が壊れて水が止まらないときに、元栓で水道の流れを止められません。

1年に1回は、水道の元栓の動きを確認しましょう。

 

まとめ

今回は、水道の元栓が固くて回らないときの対処と、元栓が空転して閉まらないときの対処方法を解説しました。

水道の元栓は、蛇口や止水栓が壊れて水が流れ出たときに、対応できる最後の砦です。

元栓は、ふだんは操作することがないので、内部が錆びやすい性質をもっています。

忘れたころに災難はやってくるので、水道の元栓が回るかチェックを行いましょう。

くれぐれも、元栓のハンドルが固かったら無理して回さず、水道局などプロに点検してもらいましょう。

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