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日本で一番、いや世界で一番かもしれない快適な乗り物と言えば新幹線だと思います。
知らない人はいないと思いますが、実は新幹線には多目的室と呼ばれる場所があるのです。
それは知らなかったという人のために、利用法用やマナーについて紹介をしていきたいと思います。
また、中にはそこで犬やペットなども一緒に使いたいという人もいるかもしれません。
なので、それも問題ないのか、可能なのかどうかについて、詳しくまとめていきたいと思いますので、是非参考にしてみください。
新幹線の多目的室の利用方法やマナーとは?
新幹線は本当に便利で、移動時間もどんどん短くなっていきます。
しかも本数も多く、出張や旅行などに不可欠な乗り物となっています。
そんな素敵な乗り物に、実は裏ワザとも言える多目的室と呼ばれるスペースがあるのはご存知でしょうか。
知ってはいても使ったことはないという人も多いと思いますので、利用方法やマナーについてみていきたいと思います。
まず、新幹線の多目的室の利用方法ですが、非常に簡単です。
使いたい時に、車掌さんに声をかけて使わせてもらう、ただそれだけです。

もちろん、使っていない時は施錠されていますので、勝手に使うことは出来ませんので、使いたいと思った時に車掌さんに声をかけるのが正しい方法になります。
そして、マナーですが、これは1か所しかないこと、基本的には身体が不自由な人や体調が悪い人が優先ということから、ピンと来る人がほとんどだと思いますが、占領をしないで譲りあうことが大切です。
これは別に新幹線の多目的室に限ったことでもなく、一般常識の話だと思いますので、そこまでくどくど説明をしなくても大丈夫だと思います。
みなさんも正しい利用方法と最低限のマナーを守って使ってみてくださいね。
新幹線の多目的室は犬やペット連れも使えるの?
新幹線の多目的室を犬やペットを連れた方でも使えたら便利だと思うひとも多いのではないでしょうか、さっそく見ていきたいと思います。
長々と説明をするのも分かりにくいので、結論から言ってしまいますが、新幹線の多目的室や犬やペット連れでも問題なく使うことができます。

これはJRのホームページや、駅員さんに聞いてもらえれば、すぐに分かることだと思いますが、一部許可されているだけで、なんでもオッケーというわけではありません。
基本的には決まったサイズのゲージに入れるもので、ゲージを含めても重さが10キロを超えないものとルールが決まっています。
もちろん、ゲージから顔が出ていたりするのはNGで、完全にゲージの中に入らないと認められません。
ですから、小さいワンちゃんであれば、オッケーですが、いくら室内で飼っていたとしても、中型や大型のわんちゃんはダメな場合が多いので注意をしてください。
愛犬家であれば、一緒に連れて行きたいという気持ちは痛いほど分かりますが、最近はペットホテルなども充実していますので、決められたルールのなかで同乗するようにしてください。
そしてもちろん多目的室の利用に制限はありませんが、本来身体の不自由な人や体調の悪い人のためのものですので、むやみやたらに使うのはマナー違反だと思います。
車内で、ゲージの中で大人しくしているのが苦手なワンちゃんであれば、やはり預けるという選択肢も考える必要があると私は考えます。
まとめ
新幹線の多目的室の利用方法は使いた時に車掌さんに声をかけるだけですので、空いてさえいれば、簡単に利用することができます。
しかし、身体の不自由な人や体調の悪い人が優先ですので、独り占めはしないという最低限のマナーは守るようにしてください。
また、犬やペットももちろん問題ありませんが、そもそも車内に持ち込めるサイズや重さが決まっていますので、それもしっかりと守る必要がありますので、注意してください。
一緒に連れて行きたい気持ちは痛いほど分かりますが、ペットホテルに預ける選択肢も私はありだと考えています。
こんにちは。記事ありがとうございます。実体験です。
千葉のブリーダーさんから子猫を買い、こちらなどの記事を参考に、NEXとのぞみに乗り、連れて今週帰りました(N700S、22年6月8日、のぞみ247号、東京→新大阪、JR東海)。行きは成田空港利用でしたが、子猫の気圧負担等を考え、今回航空機輸送はあえてさけました。
初のキャリー移動となる子猫が時々鳴いてしまっていたので、東京駅出発前に「他の方にうるさいといけないので、キャリアに入れたまま、多目的室に置かせてもらうか、一緒に入ることはできますか? 」
と聞いたところ、女性車掌さんが、車掌長さんにかけあってはくれたものの、「ご病気や体の不自由な方の部屋で基本的にダメなので、デッキを使ってほしい」とのこと。このため、連れと座る予定だった10号車の、前よりデッキで交代しながら、2時間半、キャリアに手を入れて撫でていく(なでてると静かになる)ことになりました。
結局多目的室は終点まで使う方もなかったようで、大変疲れる旅路になりました。ただ、びっくりしたことに、新横浜を出て急病人があり、お医者さんはいませんかとなり、なんと小田原に臨時停車したんです。11号車の多目的室は使わず、直接9号車から車いすで運ばれたようですが、やはり、多目的室は人のために開けておかないと行けない部屋だったんだなぁと再認識できました。というわけで、断った車掌長さんの判断は間違ってなかったように思います。
その前に乗ったNEXでは、デッキに補助椅子があったので、座ってキャリーを抱えてという姿勢が取れ、それほど苦ではなかったものの、のぞみはもちろんそんな場所はなく、新型車両に新しくできたデッキの鍵付き荷物スペースもまだ利用不可とのこと(その旨書いたシールが貼ってありました)で、中腰になったり、リュック型のキャリーを前にかけて立ちっぱなしになったりと、実際はかなり大変でした。
年配の女性アテンダントさんだけが親切にしてくれて、「あらら、ずっと世話でお席に戻られてないですよね」と来てくださり、おしぼりを余計にくれたり優しかったんですが、断った当の男性車掌長は見てみぬふりで一度も声もかけてもらえず、ちょっと寂しいところは正直ありましたね。「あなたの判断は正しいけれど、ちょっと笑顔で目を合わせるだけで印象や疲れも違うのになぁ」とは思いました。東海らしいといえば東海らしいんですけれど。
というわけで、基本的に新幹線の多目的室は、空いていてもペットのためには使えないと思っておいたほうがいいと思います。という実体験でした。長々失礼しました。