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ぬかみそは、毎日1回は素手で下からよくかき混ぜてやらないと、すぐに味が悪くなってしまいます。
特に夏場なら朝と晩の2回、冬場なら1回はかき混ぜる必要があります。
しかし、ついうっかりかき混ぜるのを忘れたりすると、ぬかみそが酸っぱい匂いがするだけでなく、ヘタをするとカビが生えてきたりします。
そこで今回は、ぬかみそが酸っぱい匂いやカビが生えたらどうするのか、ぬかみその旅行中の処置などについてご紹介します。
ぬかみそが酸っぱい匂いがしたらどうする?
ぬかみそが酸っぱい匂いになるのは、ぬかみその中の乳酸が増えるからです。
なので、ぬかみその中の乳酸を中和させる必要があります。


アサリや卵の殻にはカルシウム成分が豊富に含まれているので、ぬかみその中の乳酸を適度に中和させ、酸っぱくなったぬかみそを元に戻してくれますよ。
ぬかみそにカビが生えたらどうする?
ぬかみそは1日かき混ぜないだけで味が悪くなりますし、2日以上かき混ぜないと表面に白っぽいカビが生えてきます。

このカビは、普段はぬかみその中にいる微生物(乳酸菌)で、毎日かき混ぜていれば、その微生物からカビが出てくることはありません。
では、カビが生えたぬかみそはどうしたらいいのでしょうか?



こうすることで、ぬかみそは元のように蘇ります。

この時、お茶碗1杯分だけ残した種ぬかに微生物が生きているので、新しい糠と塩に入れ替えたとしてもすぐに糠味噌に戻りますよ。
ぬかみその旅行中の処置は?
1日ぐらいの旅行ならとこかく、2日以上も旅行するとなると、不在中のぬかみその処置に困りますよね。
旅行中は糠味噌をかき混ぜることができないので、カビが生えたり水がたまったりして、帰宅してからが一苦労することになります。
では、ぬかみその旅行中の処置はどうしたらいいのでしょうか?


こうすることで、スポンジが余分な水分を吸い取ってくれます。

これで安心して旅行に出かけられますね。

まとめ
ぬかみそで漬けた漬け物って美味しいですよね。
それが毎日自分が精魂込めて仕上げたぬか床だとひと味も二味も違ってくるはずです。
そんなぬかみそがカビが生えたり水が出た場合は、今回ご紹介した方法を試してみてください。
なお、いつもの糠味噌をより一層おいしくする方法としては、かつお節や昆布の切れ端とか、飲み残したビールをコップに1~2センチ程度入れてみてください。
ぬかみその漬物にコクと甘みが増しておいしくなりますよ。